自給自足、循環型の暮らしを目指す音楽家であり、農夫でもあり猟師でもある小濱達郎のブログ

京都府南丹市八木町にて循環型の暮らしを目指す、農夫であり猟師でもあるシンガーソングライターのブログ

循環型の暮らしを実践してみて 感じること 

 循環型の暮らしとは

どんなものでしょうか。

 

 僕が考えている循環型の暮らしというのは、

まず、

自らの排泄物の循環。これはコンポストトイレで実践中。

コバエが出るなどの問題点はまだ解決できていないが・・・

 

料理などで出る生ごみの循環。

いまは、コンポストへ彫り込んで、

いずれは土に還す予定。

将来的には、鶏を飼う予定なので、

鶏に野菜くずなどは食べてもらえる予定。

 

薪ストーブや、薪でのお風呂を使った

暮らしをすることで、

身近にある木質資源を活用。

燃やした後の灰は、また植物をはぐくむはず。

いまは、森に木が余っている状況なので、

森を育むためにも、木質燃料は活用したい。

 

また、使用済みの廃材なども、

お風呂の燃料には十分。

 

利用価値があるのに、捨ててしまっているものが、

現代にはあふれていて、そういうものを

活用していく、というのが、

僕の中での循環型の暮らしのポイントだと思います。

 

米のとぎ汁だって、捨てずに畑へ。

 

草刈りをしたときの草は、

畑へ運んで、山のように積んでたい肥へ。

 

畑が家のすぐそばにあると、

自らを含め家族の身体を造り、維持するための、

食料が手に入ります。

おいしくいただいて、残りかすなどは、また畑へ。

 

循環していく中で、

身体も畑もうまいこと

いったらいいなと思っています。

 

まだ、駆け出しなので、

失敗も多いですが、自分の感覚を

研ぎ澄ましていくことで、

ぼんやりとしたものが、

より確実なものへと変わっていくと

いいなと思っています。

 

自然の中で、

生きている。

 

大自然の山々が生命力であふれているように、

自らの暮らしも、生命力で満ち溢れていけるようにと

思っています。

 

また、併せて

環境への付加をなるべく避けたいと思っていて、

洗濯するときにも、洗剤は、使わず、

マザータッチというミネラル水と、

洗濯まぐちゃんというマグネシウムを使った、

環境にやさしいものを使っています。

 

おむつは、布おむつを使っています。

洗濯するのは大変ですが、

ゴミが出ないし、経済的にも安くすむと思います。

4人目だから、なおのこと。

そして、2歳半の次男は、もうとっくに

おむつを卒業しています。

 

 

前置きが長くなりましたが、

 

そのような暮らしを実践してみて感じることは、

 

まず、

 

身体が鍛えられます。

腕の筋肉や腹筋なんかも

たくましくなっているようです。

 

基本、スイッチ一つでなんでも

動くという方向ではないことを

やっているので、

自らの肉体や感覚を駆使して

取り組んでいくことになります。

 

感覚というか、潜在意識は、

すぐには変わっていないと思いますが、

何らかの変化はあるのかもしれません。

 

水洗トイレ、ガスファンヒーターなど、

これまで、当たり前のようにして使っていた便利なものが、

いかにすごいものかということに

改めて気づきます。

 

しかしながら、

例えば薪を使うことは、

手間暇かかるし、身体のエネルギーも使うけど、

それとは別に、良さがあります。

 

燃料を身近なところで自給できることであったり、

火を扱う楽しさもあります。

お風呂や暖房など、薪の方が芯から温まるという

話もありますが、

お風呂は確かに、熾き炭が残っている状況だと、

お湯がさめにくいし、超温まります。

薪ストーブでの調理は、

ガスコンロとはまた違った良さもあります。

 

この辺りは、

楽しめるかどうかということが

ポイントかもしれません。

 

やはり、

ガスコンロでの調理は、

時間短縮できますし、火加減も自在だし、

やりやすいです。

 

畑への循環という面では、

肥料を他所から持ち込まなくても、

野菜が健康に育てば、いうことなしと

いったところです。

 

ゆくゆくは、

山のお水を生活に使いたいと思っていて、

自らの暮らしのありようが、

自分たちの暮らしに直接結びついている

という事実を

もっと肌で感じていけるのではないかと

思っています。

 

ゴミをポイっとするような

ほんの小さなことでも、

実は、巡り巡って自分に返ってくる

ということ。

 

最近は、マイクロプラスチックという

微小なプラスチック繊維のようなものが、

お魚や貝に蓄積しているらしく、

それを食べることで、人間の体にも

プラスチックが入ることになるかもしれません。

 

何気なく使っているもの、

購入しているものが、

どんな背景をもっているのか、

それを使うことで、どんな影響を

与えうるのか、そんなことにも

思慮深く行動していきたいと思います。