田舎暮らし 大変なことその3
田舎暮らし、特に山の近くに
住む場合、ふもとの里とは違った
大変さがあると思います。
畑や田んぼで、作物を栽培するにあたって、
鳥や獣による食害などが激しいです。
それらを防ぐために柵を巡らせることになるわけですが、
それはそれでもちろん、手間暇とお金もかかりますし、
不便なものです。見た目にもすっきりしないし、
どこからでも畑に入れなくなります。
コストが安いのが、電気柵ですが、
電気柵の電線部分に、草などが伸びてきて、
触れてしまうと、電気が漏れてしまうことがあり、
本来の電気柵の効力を発揮できなくなります。
それを防ぐために、
電気柵の下に生えてくる草を刈らないといけませんが、
梅雨~夏の季節は、一週間も放っておくと、
草が電線に触れてしまうので、そうなる前に
刈らないといけません。
何もないところの草を刈るのと違い、杭に
あたらないように注意して刈ることになりますし、
神経使います。
電気柵をしていても、
入られることは多々あるようです。
イノシシや、鹿だけでなく、
うちの近くでは、アナグマがいます。
アナグマは、小さい動物なので、電気柵は
効果がありません。
地域によっては、サルが出るところも
あるそうです。サルは賢いので、防ぐには
大がかりな柵が必要になるようです。
せっかく、苦労して育てても、
獣や鳥に台無しにされると、やはり
がっかりしますし、やる気がなくなります。
近所のおばあちゃんに話を聞くと、
昔は、今のような獣害はなく、
もっとほのぼのとしていて、住みやすかったそうです。
人間が急激に環境を変えてしまったことが
その原因だとは思いますが、これから先、
より住みよい集落になっていくように、
過去を省みて、次なる一手を考えていきたいと思います。