自給自足、循環型の暮らしを目指す音楽家であり、農夫でもあり猟師でもある小濱達郎のブログ

京都府南丹市八木町にて循環型の暮らしを目指す、農夫であり猟師でもあるシンガーソングライターのブログ

ジビエの味とは・・・?

僕が狩猟を始めた理由は、

シンプルに肉の自給です。

 

子どもが生まれたころから、

自ら口にする食べ物のことは、

色々と気にするようになりました。

 

自然食品のお店で売っているような

食材、調味料を好んで使っています。

 

ベジタリアンというわけではないので、

お肉もお魚も卵も食べます。

 

自然の中で育った鹿やイノシシは、

家畜と違って、野生のもの。

 

今回、食べてみて感じましたが、

野性的な味わいがあります。

 

人間がエサも含めすべて管理して育て上げた、

家畜のお肉は、もちろん美味しいし、

食べやすい。品質も一年を通して安定している。

 

一方、ジビエ肉は、

きれいに丁寧に磨き上げられたお上品なお肉というよりは、

エネルギーの塊のような感じがあるように思います。

 

先日、高級な焼き肉屋さんで

上等なお肉を食べる機会がありましたが、

赤身に脂肪が入っていて、(いわゆる霜降りってやつですか)

確かにとろけるような柔らかさがありましたが、

柔らかい脂をたべてるみたいな感じで、

味としては、よくわかりませんでした。

 

ジビエのお肉は、

基本的に赤身中心です。

鹿は特に脂肪分があんまりない。

きれいな赤身です。

旬のイノシシ肉は、ロースやバラなどは

かなり脂がのっていますが、赤身の中に

霜降り状には脂肪は入っていませんでした。

 

味は、これがイノシシ肉の味か!

なんとも、わかりやすく、

味がはっきりあると感じました。

 

食感や匂いは、個体によって

ずいぶん違うようです。

 

若いのか、年老いているのか、

オスなのかメスなのか。

いつごろ獲れたものなのか。

季節によっても、全然違うようです。

 

また、どういう状況で

止めさしをしたのか、

血抜きがどの程度できているのか、

などでも、

味や匂いなどに、ずいぶんと差が出るそうです。

 

 

もともと、お肉を食べるということは、

原始人のころから、きっと狩りをして、

野生の動物を食べていたんだと思います。

 

こういうものばかり食べていたら、

食べている人の身体は、何かしら

影響を受けるんじゃないかと感じました。

 

それほど、肉の持っている

エネルギーが強いと感じました。