自給自足、循環型の暮らしを目指す音楽家であり、農夫でもあり猟師でもある小濱達郎のブログ

京都府南丹市八木町にて循環型の暮らしを目指す、農夫であり猟師でもあるシンガーソングライターのブログ

もみ殻燻炭大作戦!

 9月も半ばを過ぎ、

いつの間にかセミの鳴き声が聞こえなくなりました。

 

 家の前に広がる田んぼでは、

稲刈りが始まっています。

 

 稲刈りをして、お米を

玄米にする際に、大量のもみ殻がでます。

 

 そのもみ殻をわけてもらえることになりました。

 

 しかも大量に!

 

 軽トラックで3杯分!

 

 そこで、もみ殻を炭化させて

もみ殻燻炭を作ることにしました。

 

 まず、火を起こして、燻炭をつくるための煙突をかぶせ、

もみ殻をそのまわりに山のように積みます。

 

 2時ころからスタートしました。

煙がもくもくとあがり、

全体が黒く炭のようになるように、

時折、積んだもみ殻の山のすその方から

スコップでもみ殻を山の上の方に

積みます。

 

 そうこうしているうちに、

日は沈みましたが、まだまだ黒くなりません。

 

 ずっと煙が上がっている状態なので、

火事になっては大変ですし、

ほったらかしにもできず、晩御飯の準備を

しながらも、ちょくちょく様子を見に行きました。

 

 そして夜の9時ころに

ヘッドライトを装着し、様子を見に行くと、

真っ黒になってる!

 

 もしや、長くやりすぎたのかもと

思い、慌てて煙突を取り除き、

スコップでかき混ぜてみました。

 

 うまく全体的に黒くなっているような感じだったので、

大量の水をかけて、冷ましました。

途中、雨も降ってきたので、大丈夫だろうと

思い、寝ました。

 

 翌朝、見に行ってみると、

なんとなく煙が出ています。

スコップで中の方を掘ってみると

あったかい煙が。

 

 バケツで10杯分くらいはかけて、

さらに雨もふったのに、それでも

消えてなかったんだ!

 

 再度、水をかけて、

冷めるのを待ちました。

 

 さらに、その翌日の朝、

もう一度スコップで内部を確かめてみると・・・

 

 なんと、燃え尽きて灰になっていました・・・

 

 あれだけ水をかけたと思ったのに、

まだ冷め切ってなかったんだ。

 

 3割くらい灰になってしまいました。

 

 失敗・・・

 

 ということで、

今日は再度、挑戦しました。

 

 午前中からやり始めて、

日が沈むまでには、終わらせたいと考えました。

 

 そして、水をこれでもかというくらいに

かけることにしました。

 

 途中、風が吹いて、

もみ殻から火が出たのは、

焦りましたが、もみ殻をかぶせることで

事なきを得て、無事に炭化させることができました。

 

 100リットル以上はいる

大きなタライに3杯分くらいを

バシャバシャとかけて、ちゃんと

スコップで中心部の方も掘り返し

中の方まで水浸しにしました。

 

 ようやく、無事に成功!

 

 何事も失敗は成功のもと ということですね。

 

 しかしながら、やっている間8時間くらい

ずっと、煙が出続けるので、お隣さんには、

迷惑をかけてしまったかもしれないです。

 

 近隣の迷惑にならないようには、

十分注意してやることが必要ですね。

 

 そして、我が家の洗濯物には、

すべてスモークチーズのような

燻された美味しい?香りがつきました。